「ワキガの汗」から、タンパク質や脂質が
今回の相談者は、建築デザイナーの真奈美。35歳。
今、真奈美が気にしていることは、「私のワキ、もしかしてニオう?」
目次
1分で分かる「 ワキガの汗から、タンパク質や脂質が 」
ニー博士、仕事でよく建築現場に行って、夏の暑い日なんかは特に汗びっしょりになるの。
汗が乾いた後に、ワキが匂っている気がして、いつも、不安なの。
人間はみんな汗をかくし、汗のニオイもするもんじゃ。
あまり神経質にならんでもいいと思うぞ。普通のことじゃ。
でも、気になってしまって・・・。
ノースリーブとかも着て、夏のおしゃれ楽しみたいんだけど。
そんなに、心配ならアオに診てもらうかの?
どうじゃ、アオ。
え?・・・犬に?・・・嗅いでもらうんですか?・・・。
クンクン、クンクン、クンクン、クンクン。
大好きなニオイだワン!
え・・・? どういうこと?私、匂ってるの?
アオは、人間のニオイが大好きなんじゃ。
ニオイがないと、あまり嬉しそうにせんからのう。
やっぱり、私・・・。
どうすれば、ワキのニオイ、出ないようにできるの?
まあ、まずは、ニオイが出るメカニズムを知ることからじゃ。
それをしっかり理解しておけば、対処も簡単じゃ。
やたらめったら、制汗剤を使うのも、賛成できんからのう。
ワキのニオイのメカニズム
まず、知っててほしいのは、「汗の種類」じゃ。
汗の種類によって、ニオイに差が出る。簡単なことじゃ。
汗が出る部分を「汗腺」と言うんじゃが、エクリン腺、アポクリン腺という二種類の汗腺がある。
なんだか、名前は可愛いけど、始めて聞くわ。
99%が水の「エクリン腺」
エクリン腺は、全身にあって、特にワキの下や、手のひら、足の裏に多い。
汗の成分は、99%の水と、1%の塩分でできていて無臭なんじゃ。
いろんなものが混ざっている「アポクリン腺」
もう一つは、アポクリン腺。
これが少々やっかいなんじゃが、アポクリン腺の特徴は、体の決まった場所にある。
例えば、ワキの下
乳輪(にゅうりん)
陰部(いんぶ)
外耳道(がいじどう)
ヘソ
汗の成分は、タンパク質、糖類、アンモニア、鉄分、蛍光物質、脂質、脂肪酸といったニオイの元となる物質がたくさん出るのが特徴で、粘り気のある乳白色がかった液体じゃ。
アポクリン腺は、なんでやっかいなの?
汗と一緒にいろんなものが混ざってるから?
その通り。アポクリン腺から出る汗の成分が、エクリン腺から出る汗と混ざる。
そして、皮膚や脇毛にもともと存在する常在細菌によって分解される。
そうするとニオイが出てくるんじゃ。
このアポクリン腺から出る汗が多いと、ニオイも強くなるという仕組みなんじゃ。
うーん、なんとなくニオイが出る原因は、分かってきたんだけど、アポクリン腺から出る汗が多いのか?少ないのか?自分でチェックする方法ってあるのかな?
簡単にチェックする方法があるから、また今度ゆっくり話をしよう。
え~!!今日、聞きたかったのに~!
まあ、まあ、また今度ゆっくり。
ニー博士の豆知識コーナー
緊張した時の汗は、ニオイが強い
汗は、汗腺の種類(エクリン腺・アポクリン腺)だけじゃなく、どんな時に出る汗なのかでニオイの強さも変わってくるんじゃ。
例えば、暑いときに出る汗や、緊張した時に出る汗、辛いものを食べたときに出る汗なんかがある。
中でも、緊張した時に出る汗は、他の汗と分泌物が違っていて、かなりニオイが強くなる傾向にある。
仕事でプレゼンするときに出るワキ汗や、失敗して焦った時に出る汗、怖い人を目の前にした時に出る汗等、日常生活の中で嫌な汗が出るシーンは意外と多いんじゃ。
緊張した時の汗は、ジットリしている
「嫌~な汗をかいた」って表現をするが、それはジットリとした汗をかいた時に感じる感覚なんじゃ。
その嫌~な汗には、いろんなも分泌物が混ざっていて、例えば、タンパク質やミネラル、脂質なんかがそうじゃ。
それらが、皮膚の常在菌と混ざることで強いニオイを発生させておるってわけなんじゃ。
手のひらの汗、ルーツが面白い
なんと、手汗は、人間が猿のように木の上で生活してた時のなごりだという話もある。
木を登ったり、下りたりするときに、手から汗を出して、滑らないようにしていたということなんじゃ。
現代社会では、木に登らなくなったから、もしかすると、手汗は必要なくなったかもしれんのう。
【ニー博士開発】頭皮から足裏まで。全身に使えるデオドラント。
市販のデオドラント商品だとワキにしか使えない上に、化学物質で作られた殺菌剤が入っておるから、経皮吸収された後、体内に蓄積されてしまうんじゃ。
ワシが開発したのは、全身(頭皮、首まわり、耳裏、胸、ワキ、背中、デリケートゾーン、足裏)に使えて、しかも体に優しいアミノ酸成分で作ったから、敏感肌の人でも使うことができるぞ。
体にも服にも使えるから、アイディア次第で使い方は無限大じゃ(^▽^)/
詳しくは、この公式サイトで紹介しておるから、悩んでいる人は一度見てほしい。