「ワキガ手術」は、完治が難しい
今回の相談者は、主婦の令子。48歳。
今、令子が知りたいことは、「ワキガ手術のデメリット」について
ニー博士、ワキガ手術のことなんだけど、昔からある治療法だし、実績もたくさんあるから安心かな~って考えてるの。
デメリットは何があるかしら?
いいことも、悪いことも全部把握して、最終的にどうするか娘に判断させたいのよ。
どの治療法もメリットだけではないから、デメリットも知っておくことは、大切なことじゃ。
後で後悔させたくないし、現実をしっかりみなきゃって・・・
目次
デメリット① 完治させるには、高度な技術が必要
分かった。
じゃあ、考えられるデメリットを話そう。
まず、1つ目は、「完治させるには、高度な技術が必要」ってことなんじゃ。
どういうことかと言うと、全国にはたくさん医者がいるが、全員同じレベルの技術や経験があるかというと、そうではない。
メスを入れて、皮膚をひっくり返して、実際に目で見ながらアポクリン腺を取り除く作業なんだが、これが大変な技術がいるんじゃ。
確かに、お医者さんも、みんな同じレベルではないことは知ってるけど、そんなに差が出てくるのかしら?
完全にアポクリン腺を取り除かないと、ニオイは出てくる。
中には、手術したあとも、ニオイが気になって、何度も再手術をする人がたくさんおるからのう。
そうなのね。
ちょっとガッカリしちゃったわ。
でも、これが現実よね。
デメリット②術後が楽ではない
デメリットはまだあるぞ。
2つ目は、手術後の大変さなんじゃ。
再発の可能性を低くするためには、脇の下にあるアポクリン腺を確実に除去する必要があるから、皮膚をひっくり返したり、薄く削ったりする必要がある。
手術後は内出血が残るし、しっかり脇を固定して、絶対に安静にする必要があるんじゃ。
どれくらい安静にする必要があるのかしら?
長い場合は2週間近くかのう。
早くても、1週間は絶対安静という場合が多い。
手術なら、それくらいの期間は当然よね。
そして、当然だが、痛みもある。
だから、しばらくは痛み止めも必要になる。
腕をあまり動かせないから、誰かの手を借りなきゃいかんし、こういう手術後の大変さもみんなが悩む理由の一つなんじゃ。
だから、丁寧に、しっかりと手術をしてくれる医者を探す。
これに尽きるわね。
ニー博士の豆知識コーナー
ワキガ手術の主な流れ
手術を検討中のみんなに、できるだけ分かりやすく、手術の流れをまとめたので、参考にしてほしい。
全国の病院や、クリニックが同じやり方とは限らないから、あくまで参考レベルじゃ。
まず、脇を切開する
切開方法なんじゃが、脇毛の生えている範囲によるんだが、丸に近いと1本切開。
楕円形に近いと2本切開したりするようじゃ。
次に、皮膚をひっくり返す
切開した部分から指を入れて、皮膚をひっくり返して、目でアポクリン腺を確認する。
アポクリン腺を、取り除く
アポクリン腺を丁寧に取り除いていくんだが、この時に、真皮下血管網とか皮脂腺はできるだけ残すようにする。全部とってしまうと血行が悪くなったり、毛穴が詰まって炎症を起こす原因になりかねん。
アポクリン腺は、エクリン腺より深い位置にあって、皮膚の表面からだいたい7~8mmの部分にあるんじゃ。
アポクリン腺は茶褐色の粒々で「スジコ状」になっておる。「イクラ」のように1つ1つ取るのではなく、塊(スジコ)をハサミで切除していくやり方もあるようじゃ。
このあたりが、技術が求められるし、一番差が出やすい部分かもしれんのう。
縫合する
切開した部分に、ドレーンという血を抜くための管を挿入する。
切開した部分以外の皮膚が動かないように、数カ所アンカーリング縫合をする。つまり、座布団の真ん中と同じように、縫い付けて動かないようにするんじゃ。
圧迫して、固定する
術後は患部の固定するんじゃが、医者によってやり方が違うようじゃ。ここでは、タイオーバーという固定方法を紹介しよう。
これは、一度剥がした皮膚が浮いたり、ズレたりしないように、圧迫固定する方法じゃ。
まず皮膚の上に軟膏を塗ってガーゼを当てる。綿やガーゼなどでさらに覆いながら圧迫し、タイオーバー用の糸でガーゼの束をしっかりと固定するように縛う。
最後にそのガーゼの束がずれないようさらに周囲にガーゼを巻き付けたり、包帯を巻いたりして完成じゃ。
しばらくは、絶対安静になるし、痛み止めも必要になる。日常生活に支障をきたすだろうから、誰かのサポートも必要じゃ。
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市販のデオドラント商品だとワキにしか使えない上に、化学物質で作られた殺菌剤が入っておるから、経皮吸収された後、体内に蓄積されてしまうんじゃ。
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